アビリーンへの逃避行

痙攣的な日記録 あるいは感想文

『沈黙』注釈 マーティン・スコセッシ

自分の中で少し整理されたので書いてみよう。 スコセッシの本作品は原作に忠実な作りになっていながらまた別の解釈を提示している点で意味があるように思う。ただ、その意味に賛同するかしないかはかなり評価が割れるところだろう。遠藤周作の原作に於いて文…

夢日記

夢を見た。 病院にいた。いや、運ばれた。輸送されたのだ。 寝る前の習慣として、部屋でデルモンテのトマトジュースをラッパ飲みしていると、突然舌がもつれ、足が痺れ、目の前がぐるぐるとする。地球が回っている。ガリレオ以来の地動説。 そういうわけで部…

瓶詰の手紙

(ガタガタと物を動かす音) ハロー、聞こえますか? (ガタガタ) ハロー、ハロー。始めまして。 突然こんなカセットテープを女性に送り付けるなんて、怪しい人間だとお思いでしょう。でも、どうか安心してください。あなたの確信は間違っていません、事実…

歯を抜いた話

ただ生きていくだけで、何かが失われてゆく実感がある。 歯を抜いた。 親知らずがかなり歯肉を圧迫していて、日常生活に支障をきたすほどの激痛に悩まされていたので、思い切って歯医者に行ったところ、伊東四朗みたいな顔をした歯医者は口の中をささっと見…

「君の名は。」と「街の灯」

府中に行ってきた。 男二人でというだけでも絶望的な臭いがするが、当初行く予定だったボートレースが興業しておらず、代案として打ち出した競馬も休みということで、いよいよ我々は酒を飲むくらいしかやることがなくなった。 酒を飲む?午後一時から? 教養…

ブログを始めました

twitterの気軽に投稿できる点は悪くないが、あるまとまった量の投稿をするには以前から不便だと感じていた。 このブログでは、画像や写真を積極的に用いて日記と感想文のあいの子みたいな文章を定期的に綴っていければと思う。 画像や写真を用いる、定期的に…